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2020.08.26お知らせ
◇「収益不動産」の収支バランス
一棟賃貸マンション、一棟賃貸アパート、商業テナントビル等の収支状況について、
「融資返済額」>「家賃収入額」となっている場合は要注意です。
新型コロナウイルス感染症による経済・消費マインド低迷に起因する上記状態のご相談を受けることが多くなりました。
現在のコロナ環境下で、単純に「経営努力による入居率改善」からの「家賃収入の増加」は難しい状況です。
債務超過による赤字が中長期的に継続する可能性がある場合は、銀行との返済計画見直し(リスケジュール)協議が必要となるかもしれません。
ただし、どのような場合においてもその原因を把握することが重要です。
原因把握をしないまま銀行に相談に行くのはNGです。
原因は様々だと思いますが、まずは原因把握をオススメします。
【ローン返済額>家賃収入】
・入居率の低下 (立地条件が悪い、競合物件が増えた、空室対策の未実施)
・返済額が多い (返済期間が短い、購入価格が高すぎた、当初シミュレーションの誤想定等)
リスケジュールは、返済期間を延長することで毎月の返済額を抑える仕組みとなりますが、
全ての相談を受け入れてもらえるわけではなく、あくまで最終判断は貸付金融機関となります。
「否決」の場合、現在の返済を継続しながら売却も検討する必要があります。
◆ポイント
①赤字の兆候が見えた時点で、不動産業者に相談する。
②金融機関に収支のありのままを話し、リスケジュールの相談をする。
③本業の収入や新規の借り入れで赤字を補填しようとしない。やむを得ない場合は、返済を止める。
診断・経営改善・売却のご相談等、幅広くお受けしております。
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